西向Diary

にっこり 落語&講演「笑って考えよう身近な人権」

 10月5日(月)に落語&講演「笑って考えよう身近な人権」が,三重県津市在住の人権活動家・落語家の切磋亭琢磨さんをお招きして行われました。
 
切磋亭琢磨さんは,大学時代から40余年の落語歴と32年の教員歴を活かして講演会と落語会の活動をしている方です。

 前半は落語。まず,落語を聞くときの「こつ」(笑う ②想像しながら聞く。)を教えていただきました。琢磨さん子どもたちとのやり取りの中で,琢磨さんの絶妙の「つっこみ」のたびに会場が笑い声でいっぱいになりました。その流れの中で,「みんな違ってみんないい。」にちなんだ落語を聞かせていただきました。一人何役も演じる落語の世界に,子どもたちもすっかり入っていました。笑いのタイミングもバッチリ!!。想像しながらお話を楽しく聞くことができていたようです。


 後半は講演。お話を聞きました。人はその時の状況や立場が変わってくると,相手に対する思いも180度変わることがあることを身近な例を引き合いにしてお話しされ,「人権」についてかみ砕いて教えていただきました。また,教員時代のエピソードから,「命の大切さ」と「相手を思う気持ち」を中心に,落語のエッセンスを加えた語り口でお話していただきました。
 話し手と観客の空間・距離感を大切にする落語の世界を体験することができました。