日誌

防災教室・避難所運営ゲーム②

避難所運営ゲームでは、5月21日に災害が起き16時に滝根中学校に避難所を開設するという想定で活動をはじめました。

はじめに受付の場所を決め、その後、避難所運営は避難者が行うことの説明を受けてから、避難者の家族の状況に応じた受け入れ場所、運ばれてくる物資の置き場所などを班の人と相談しながら決めていきました。避難所での対応は以下のような例に対応していきました。

避難者の例

〇一人で避難してきた68歳の高齢者の場所はどこがいいか

〇若い夫婦で幼児が泣いている、妻は妊婦さんという家族はどの場所がいいか

〇インフルエンザの患者がいる家族はどの場所がいいか

〇世帯主は日本語を話せる外国人の家族はどの場所がいいか

状況の変化への対応や避難者へのお知らせ文書を考える例

〇近所の工場から提供されたパン50個をどのように分けるか決める

〇赤十字社から届いた100枚の毛布はどこに保管するか決める

〇トイレの水が出なくなったのでどうしたらよいか

〇20時に到着する赤十字の救護班の診察場所を決める

 生徒たちはこの活動で班で相談しながら一生懸命に活動していました。休憩時間には、他の班の様子を見に行くなど避難所の開設を真剣に捉えていました。

今回の避難所運営ゲームを通して、避難所で大切なことは「配慮すること」であり、避難所には様々な状況の人たちが避難してくるため、それぞれの立場に立って考えることが大切であることを学ぶことができました。