都路中学校の活動記録を掲載します。どうぞご覧ください。

「ヤングアメリカンズ都路小・中学校」を開催しました

 先週19日(木)は、「ヤングアメリカンズ都路小・中学校」を開催しました。ヤングアメリカンズ(YA)は、音楽を通じた教育と公演を2本柱とする米国の非営利団体です。ロサンゼルスの近郊、コロナという町に拠点を置き、世界各地から集まる10代後半から20代のキャストと呼ばれる若者、約300人で構成されています。YAのキャストになるには、オーディションに合格する必要があります。オーディションには毎年世界各地から約4,000人が挑戦しますが、そのうち入団を許されるのは100人強に過ぎません。YA東北ツアーは、多くの企業・団体の支援を得て、東日本大震災が発生した20116月に立ち上がりました。2016年までにYAを開催した学校は延べ276校、YAに出会った子どもたちや先生方は延べ28,835名となりました。
 舞台芸術と視覚芸術に重点を置いているYAの教育プログラムでは、安心できる空間の中で表現すること、新しい発見をすること、そして成功体験を積むことのできる機会を、バランス良く随所に吹き込んでいます。ワークショップの中で数多くある教えの核となっているのは、人生にとっての大切な教訓や価値観。それは、敬意を持つこと、素直でいること、環境に適応すること、そして思いやりと責任感を持つことです。YAの教育プログラムは、参加者に学ぶことの楽しさに気づかせ、個々の表現力を磨き上げ、さらに一緒に創り上げることで形成されるチームワークを共に讃えることができます。
 「YA都路小・中学校」には、都路小56年生と都路中全校生及び教職員が合わせて95名参加しました。訪れたYAのキャストは38名でした。私たち日本人は、諸外国と比較して真面目でシャイなところがあります。周囲の目を気にし、評価が気になり、求められていることは何かと考えがちで、目の前のことに集中して楽しむことが苦手です。また、色々な「しがらみ」に縛られがちです。訪れたYAのキャストたちは、日本人が真似できない底抜けの明るさで、子どもたちと接していました。そして、子どもたちが抱えている様々な「しがらみ」を取り除き、ワークショップで行う歌やダンスにのめり込めるように導いていました。子どもたちは心の底から楽しみ、集中し、「自分にはできるはずがない」と思うことに挑戦し、見事にやり遂げ、仲間と共に素晴らしいショーを創り上げました。子どもたちのYAで積んだ成功体験が、学校生活や個々の人生に活かされることを願ってやみません。
 
 ※ 「YA都路小・中学校」の様子が、じぶん未来クラブHPに動画としてアップ
  されています。ぜひご覧ください。(下の2つをクリックしてください)

  http://jibunmirai.com/ya/2017fall/index.html
  https://www.facebook.com/YAJAPANTOUR/videos/1406611159436585/