日誌

日誌2

滝根中学校から見える風力発電施設

  

 本校の校庭から,東の方向に風力発電施設を眺めることができます。再生可能エネルギーの一つである
「風力」を活用した施設です。上の写真の左は,昨年の秋に本校校庭から撮影した写真,右は先ほど屋上か
ら撮影した写真です。今月18日には,3年生がこの風力発電施設を見学する予定です。
 今晩は,きれいなお月様も見ることができ,滝根の美しい夜空に心も癒やされます。
                                     

福島県環境創造センター「コミュタン福島」へ行ってきました

 本日,3年生全員で田村郡三春町にある「コミュタン福島」に行ってきました。この訪問は,子供たち自身が震災の経験を踏まえながら,現代社会のエネルギー利用の現状や様々なエネルギーの移り変わりについて学習を深めるとともに,エネルギー利用に伴う問題や福島県が取り組む再生可能エネルギー利用の実際を詳しく学習して,持続可能な社会を目指す態度を育むことを目的にしています。
 コミュタン福島では,はじめに展示コーナーを施設の方の説明を聞きながら見学しました。展示は,「ふくしまの3.11から」「ふくしまの環境のいま」「放射線ラボ」「環境創造ラボ」に分かれ,各コーナーで多様な資料を見ることができました。子供たちも,震災当時を振り返って,あらためて自然災害の怖さと災害への備えの重要性を認識したり,原子力発電所の今の現状や放射線の性質,身を守る手立てなどを深く学んだりすることができたようです。福島県が進める再生可能エネルギー利用の実際や再生可能エネルギーへの転換の重要性も知ることができました。その後,環境創造シアターで迫力ある映像を通して,理解を深められたようです。このほか体験研修プログラムとして燃料電池の仕組みを実験を通して学ぶことができました。自動車やエネファームにも利用される最先端の仕組みについて,実験を通して楽しく学ぶことができ,再生可能エネルギー利用の利点を体感できたようです。
 今回の見学は,子供たちにとって再生可能エネルギー利用について考える大きなきっかけになりました。このあと,見学のまとめをしていく予定です。学校祭でその一部を紹介したいと思いますので,ぜひ子供たちの学習の成果をご覧いただきたいと思います。

  

  
  

平成29年度地球温暖化防止のための福島議定書事業へ参加

 福島議定書事業とは,学校におい て二酸化炭素排出量の削減目標を定め,福島県知事と「福島議定書」を締結することにより,児童生徒および教職員が一体なった地球温暖化対策への取組を推進するとともに環境への配慮意識を醸成するための事業です。本校では,今年度も本事業に参加をしております。目標は次のとおりです。

1.平成29年9月~10月の二酸化炭素の削減目標
    平成28年(基準年)より2%の削減
     ※節電や節水の成果は削減できた二酸化炭素量に換算することとなります。

2.取組内容
(1)節電
  ・生徒会を中心に,休み時間の節電およびトイレや使用していない教室の消灯を呼びかける。
  ・気温に応じた服装を呼びかけるとともに,設定温度に留意した適切なエアコン使用を呼びかける。
(2)節水
  ・生徒会を中心に,清掃時の節水や歯磨き時の節水を呼びかける。
(3)校内での環境保全活動
  ・プリント印刷時の両面印刷や古紙の裏面利用を呼びかける。
  ・牛乳パックのリサイクル運動を実施する。
(4)環境教育
  ・1学年での森林環境学習の実施。
  ・3学年で再生可能エネルギーについて学習し,全校生でその成果を共有する。
(5)地域における環境保全活動
  ・滝根小学校と合同の清掃活動を実施する(7月に実施済み)。
(6)各家庭における省エネ活動等
  ・エコキャップ運動(ペットボトルのキャップ回収活動)を実施する。

以上の取り組みを行いますので,家庭や地域の方々にも応援していただきたいと思います。なお,取組の結果は,11月末に報告いたします。

電池を作りました(3年理科の授業より)

  

 3年生の理科の授業では,イオンの学習を行っています。先日は,電解質の水溶液と2種類の金属板を使って電流を取り出す実験を行いました。この実験を通して,生徒は電池の原理とともに,物質の持つ化学エネルギーが電気エネルギーに変換されることを学びました。現在の私たちの生活に欠かせない電気エネルギーは化学エネルギーから取り出されるものも多く,生徒たちは電気エネルギーの大切さについて考え直す機会ともなったようです。


先駆けの地における再生可能エネルギー教育推進事業

 福島県教育委員会より,今年度の「先駆けの地における再生可能エネルギー教育推進事業」の推進校に本校が指定を受けました。この事業は,福島県が目指す循環型社会の形成に向けて,子どもたちの再生可能エネルギーと資源の利用に関する意識の醸成を図り,先駆けの地の県民として主体的に行動する態度や資質,能力を育むことを目的としています。

 現在,世界の人口は70億人をこえ,その一人あたりのエネルギー消費量は大きく増加しています。そして今後も世界のエネルギー需要はさらに増加することが予想されています。その一方で,これまで多く利用されてきた石炭や天然ガス,石油などの化石燃料の確認埋蔵量を見ると,あと50~100年程度で枯渇する可能性があるとも言われています。こうしたことから,近年になってシェールガスやメタンハイドレートなどの新たなエネルギー資源が発見・開発され始まったり,太陽光や風力などの再生可能エネルギーの実用化に向けた取り組みが本格化されたりしています。本校のある滝根町においても滝根小白井風力発電施設があり,校庭からも風力発電のたくさんの風車を遠くに眺めることができます。

 学校教育においては,これからのエネルギー利用について子どもたちの興味・関心を高めるとともに,エネルギー利用の現状や問題点,さらには新たなエネルギー資源と再生可能エネルギーの利用について学んで持続可能な社会を目指す取り組みを子どもたち一人ひとりが考える取り組みが重要となってきます。そこで本校では,「私たちの暮らしを支えるエネルギーの現状と身近なエネルギーの移り変わりを学び,持続可能な社会を目指す取り組みを考えよう。」というテーマのもと,この事業に取り組むこととしました。
 本校は,地元に滝根・小白井風力発電施設があるだけでなく,となりの三春町には福島県環境創造センターもあり,身近に再生可能エネルギーについて学ぶことができます。今年度,そうした施設見学も行いながら3年生を中心に学習を深め,1・2年生にもその成果を報告していきたいと思います。今後の取り組みや学習の成果等について,保護者や地域の皆様にもホームページで随時,お伝えしていく予定です。ぜひ,ご覧ください。