日誌

福島県環境創造センター「コミュタン福島」へ行ってきました

 本日,3年生全員で田村郡三春町にある「コミュタン福島」に行ってきました。この訪問は,子供たち自身が震災の経験を踏まえながら,現代社会のエネルギー利用の現状や様々なエネルギーの移り変わりについて学習を深めるとともに,エネルギー利用に伴う問題や福島県が取り組む再生可能エネルギー利用の実際を詳しく学習して,持続可能な社会を目指す態度を育むことを目的にしています。
 コミュタン福島では,はじめに展示コーナーを施設の方の説明を聞きながら見学しました。展示は,「ふくしまの3.11から」「ふくしまの環境のいま」「放射線ラボ」「環境創造ラボ」に分かれ,各コーナーで多様な資料を見ることができました。子供たちも,震災当時を振り返って,あらためて自然災害の怖さと災害への備えの重要性を認識したり,原子力発電所の今の現状や放射線の性質,身を守る手立てなどを深く学んだりすることができたようです。福島県が進める再生可能エネルギー利用の実際や再生可能エネルギーへの転換の重要性も知ることができました。その後,環境創造シアターで迫力ある映像を通して,理解を深められたようです。このほか体験研修プログラムとして燃料電池の仕組みを実験を通して学ぶことができました。自動車やエネファームにも利用される最先端の仕組みについて,実験を通して楽しく学ぶことができ,再生可能エネルギー利用の利点を体感できたようです。
 今回の見学は,子供たちにとって再生可能エネルギー利用について考える大きなきっかけになりました。このあと,見学のまとめをしていく予定です。学校祭でその一部を紹介したいと思いますので,ぜひ子供たちの学習の成果をご覧いただきたいと思います。