気もちの微妙な違いを見える化「道徳」& 誰一人取り残さないSDGs「総合的な学習の時間」
子どもたちの学力を保障するためには、なんといっても「授業力の向上」が必要だと考えています。
本日は、道徳における「ひと工夫」の授業実践と、総合的な学習における「SDGsの学習」の授業研究を実施しました。
4年生の道徳の授業より
「先生、その後主人公は、どうしたのですか?」と、授業が終わると同時に先生に駆け寄って、次々と質問する子どもたちの姿がありました。
5年生の総合的な学習の時間より
「SDGsって、17の目標があるんだね。もう少し調べてみたい」とつぶやく子。
「これって、本物の写真なのですか?」とあまりにも高い津波の写真に、驚きを隠せない子。
「この列は、何の列かな。水をもらうための列なの?」3・11の避難所の写真を前にした子どもたち。
残念なことに、こうした地球規模で数々生じている問題は、過去のことではありません。
今現在もコロナに直面していますし、記憶にまだ新しい大雨の被害や先の2月の地震等の
自然災害の続発。
温暖化防止や海洋資源保全、陸上生態系の保護や回復、貧困問題等々、
地域や単独の国だけで解決できる問題ではない今をとらえ、
子どもたちの探究学習は進みます。
「世界が力を合わせて、問題を解決していくためには、共通の「目標」が必要だって書いてあるよ。」
「SDGs(エスディ―ジーズ)は、共通の目標のことを言うんだね。」
5年生の子どもたちは、先の避難所の写真を見て、
「これは、SDGs(エスディ―ジーズ)の見方からすれば
17の目標のうちの、3の目標、<すべての人に健康と福祉を>の問題があるよね。
みんなに届ける食べ物が必要だよね。何日分も。」
SDGsミニカードを写真に置きながら、グループで話し合っていました。
子どもたちの学習の様子から、先生たちも
「SDGsミニカードは、他の学年でも使えそうだね。」
「何のために福祉が必要なのかを考えさせる上でいいね。」
「おもしろい手法がいろいろあった!」
等々つぶやいていました。
研修主任の先生のリードによる授業研究!
さあ、次はどんな授業力向上のための「ひと工夫」がどの先生から提案されるのか、今から楽しみです!
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