瀬川っ子 頑張っています!

ノート・レポート 2月全校朝会

 2月8日、ラジオ放送によると、放射冷却現象により、県内各市町村とも、かなりの冷え込みとなり、北塩原村では-17度とか、檜枝岐村では-15度とかと言う情報を聞きました。そこまで気温が下がると、寒いとかの感覚ではなくむしろ痛いくらいの感覚になるのでは無いかと想像します。ここ、瀬川も気温が-7度ほどとなりました。
 さて、今日は、全校朝会。どんな話を子供達にしようかと考え、こんな話をしました。
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 今日は、まず、私の子供の頃の話をしたいと思います。

 私の生まれた場所は、南会津郡田島町というところです。今は、合併して南会津町となりました。福島県の中でも一番寒くて、一番雪の多いところの一つです。

 今は、随分雪は少なくなりましたが、私が子供の頃は、とても雪が多くて、家に入るのに、雪の階段を作ってその階段を下りて家にはいるほどでした。

 そんな、くらしの中で使われていたのがこれです。(踏み俵)

  これは、踏み俵(ふみだわら)と言います。藁を編んで各家庭で作りました。

 小学生の頃、朝、起きて玄関を空けると、辺り一面雪の原で、学校に行くのにも道がありません。そんな時にこれを使うのです。 大人の人がこれをはいて、雪を踏みしめ道を作ります。あまりに雪が多くて、スコップなどで雪を片付けていたのでは、学校に間に合いません。そこで片付けるのではなく、雪を踏みしめて道を作るのです。私の家の人は、どんなに吹雪の日でも、朝早く起きて、道を作って学校に通わせてくれました。

 その時は、当たり前に思っていましたが、今思うと、とても有りがたい、感謝すべき事だったなあと思います。

 たくさんの雪に囲まれての生活は、スキーやそり滑りなど楽しいこともあったけれども、どちらかというと、つらい、大変な思い出の方が多かった気がします。それでも、そんな生活があったので、大変な事があってもがんばり通す気持ちや力が、自然に身に付いたように思います。

 さて、2月も第2週目となり、卒業式、終業式まで学校に来る日が、今日を入れて31日となりました。日頃の勉強や運動は勿論ですが、1月から始まったあいさつ運動や、縄跳びの練習、ドングリの声の活動など本当によく頑張っているなあと感心しています。

 もうちょっと寒い日が続きますが、うがいや手洗いなど予防をしっかりして、インフルエンザにかからないようにして残りの日にちをみんなで精一杯がんばっていきましょう。

 暖かい春、希望の春は、もうすぐそこまで来ています。

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 全校朝会では、この他、保健環境委員長より、エコキャップ収集に協力してくれた全学級に感謝状が渡されました。
  
 ちなみに今回、保健環境委員会が中心となって回収したエコキャップ(ペットボトルキャップ)は、リサイクル業者に引き取られ、その対価で、世界の子供達にワクチンが届けられるという事です。ワクチンを購入するのに必要なエコキャップの数は、以下の様です。

 ポリオ(小児まひ)ワクチン・・・一人分約20円(キャップ約500個)
 MMR(はしか、おたふくかぜ、三日はしか)・・・一人分約114円(キャップ約2860個)
 はしか・・・・・一人分約95円(キャップ約2500個)
 DPT(百日せき、ジフテリア、破傷風)・・・・一人分約9円(キャップ約230個)
 
 この他、田村地区教職員研究物展に出品した先生方の研究物が入選に輝きましたので
子供達に紹介しながら中心となって研究を進めてくださった研修主任の先生に表彰状をお渡ししました。
  
 先生方もがんばっています!