瀬川っ子 頑張っています!

虫眼鏡 6年理科(電気と私たちのくらし)

 6年生は、いま、電気の学習をしています。電気は、私達の生活にとって無くてはならない物です。身の回りには、たくさんの電気製品があります。テレビ、電灯、扇風機、ドライヤーなど数えたらきりがありません。私達は、電気を光や音、動力などに変えて便利な生活をしています。これらの電気は、発電機(モーター)を水力、火力、風力などを使って回転させて作っています。ここが、私がおもしろいと感じるところです。ここというのは、①モーターに電気を流すとモーターが回る。逆に②モーターを何らかの力で回転させると電気が起きると言うことです。この逆の関係が私は理科のおもしろさだと感じています。子供達は、手回し発電機で電気を起こし、それを豆電球や発光ダイオード、モータ―、ブザーなどに流し、電気が音や光、動力として使われる事を学びました。また、電気をためるためのコンデンサーの存在を知り、そこに電気をためて豆電球やブザーなどにつなげて活用できることを学びました。
 そして、最後に電気を電熱線(ニクロム線)に流すと発熱する事を学習しました。
 ↓ 電熱線で手作りの発泡スチロールカッターを作成し使ってみました。見て下さいこの真剣な様子。
   
 ↓真剣に何を切り取っているのかと思いきや、こんな作品が出来上がりました。
  
 さて、さらに学習は続きます。電熱線に電気を流すと発熱する。では、電熱線の太さや長さを変えると、発熱のしかたはどうなるか、これが、今日の「めあて」でした。直流電源装置3Vに①10cmの0.2mmの電熱線、②10cmの0.4mmの電熱線、③5cmの0.2mm の電熱線をつなぎ、それぞれどのくらいの時間で一辺が2cmの正方形の形をした発泡スチロール片を切り落とせるか調べました。
 ↓ 実験をする子供達、よほど楽しかったらしく、何度も調べていました。
  
   
 あるグループの実験結果です。
①10cmの0.2mmの電熱線 ・・・(24秒99)
②10cmの0.4mmの電熱線 ・・・(6秒28)
③5cmの0.2mm の電熱線  ・・・(4秒33) 電熱線の発熱の仕方は、太さや長さに関係あるようです。
 Kさんの「まとめ」です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 電熱線の太さを変えると、太い方が速く(発砲スチロールが)とける。つまりたくさん発熱する。一方長さは、短い方がたくさん発熱する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 Yさんの授業の振り返りカードには、次のようなことが書かれていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 (電熱線の)長さが短いと(発泡スチロールが)とけるのが速いのに驚いた。何故、短い方がたくさん発熱するのか気になる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 良い勉強をしていますね。