瀬川っ子 頑張っています!

虫眼鏡 大村智博士のノーベル賞受賞の会見を見て・・・

 一昨日、北里大特別栄誉教授の大村智さん(80)のノーベル医学生理学賞のニュースがテレビやラジオで一斉に報道されました。その記者会見を見て、大村博士の話される言葉にとても感動しました。大村博士の受賞理由は、アフリカや中南米の熱帯でまん延する寄生虫病の特効薬を開発し、多くの人々を失明の危機から救ったことでした。私は、その業績そのものは勿論のこと、それを成し遂げた博士の基本的な考え方、信念がすばらしいと感じたのです。その大村博士の信念とは、「人のために役立つことは無いか、常に考えています。」「科学者は、人のためにやらなければだめなんだ。人のためにやることが大事。」「科学者として、やりたいことはいっぱいあっても、どちらが人のためになるかそれが判断の基準だ。」といった言葉に表れています。昨年、全校朝会で子どもたちに「なぜ、勉強するのか。」という話をしようと考え、自分なりにいろいろ考えて、行き着いた結論が「勉強するのは、自分のため、そして、人のために、世の中のために役立つ人間になるように」ということでした。あまりに抽象的すぎて子どもたちには十分伝わらなかったかなと感じていましたが、今回博士のお言葉を聞いて、それで間違いがないことを確信しました。今後も、子どもたちには、信念を持って繰り返し繰り返し教えていきたいと思います。