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花丸 「いのち」について(6年保健指導)

 3月1日(火)、助産師の吉岡先生をお迎えして、6年生を対象とした保健指導がありました。
 まず、ペアを組んで、トラウベ聴診器を使って互いの心音(いのち)を確かめ合いました。(写真は先生方の見本・・・こんな風にして心音を聞いてみてください。)

 互いの心音(いのち)を確認したあと、そのいのちは、たくさんの祖先から受け継がれてきたことを教えていただきました。(自分のいのちは、おとうさん、おかあさん、そのまたおとうさん、おかあさん・・・と言うように考えていくと、実に多くの人々から受け継いで来たことがわかります。
 4代前までさかのぼるとその人数は、2+(2×2)+(2×2×2)+(2×2×2×2)という事になります。さらにさかのぼれば、その数は・・・・。)
  
 その中のもし、だれか一人でもいなかったら、今の自分は存在しない。みんなは、命のリレーをしていかなければならない存在。みんなの命は、みんなだけの物じゃないんだ。そして、みんなの体は、命のバトンをつなぐための準備を始める思春期という時期に入っている。
  
 12歳から17歳ぐらいは、「思春期」と呼ばれる時代。生まれてから今まで、みんなは、いろいろな事ができるようになってきた。自分に自信を持っていいんだ。そして、なにかできるようになるためには、周りの人がいくらがんばってもだめ。自分自身がその気になってがんばらないといけないんだ。 思春期は、どんなことができるようになりたいか、どんな仕事に就いて、人のために働いていくか考える時期でもある。
 
 思春期は、自分のからだやいのちを守る力をつけて大人になって行く時でもある。
 
 思春期には、いろいろな思いが頭に浮かんでくる。変だと思う考えであっても自分自身で否定することはない。ありのままの自分の心を認めることが大切。
  
 でも、その考えや思いをそのまま行動に移して良いという事ではないよ。思春期には、前頭葉も発達してくる。自分の心に浮かんだ考えや思いを実行したらどうなるか、周りの人や相手はどう思うか、どんな気持ちになるかをしっかり考え予想して、行動に移さなければならない。そして、もし逆に自分がいやだなと思うことをされた時は、はっきり相手の目を見て「いやだ」という自分の思いや心の内を言葉で伝えよう。それが自分の心や体を守る事になる。

 自己肯定感を持ち、周りの人や相手を思いやり大切にしながら、目標をしっかり持って成長していってほしいという先生の思いが伝わる授業でした。
 吉岡先生、ありがとうございました。

 ※ 吉岡先生の意図が十分に表せていない部分が多々あるかと思います。ご了承ください。