瀬川っ子 頑張っています!

線状降水帯から学ぶ

 先週の大雨は、各地に多くの被害をもたらしました。この災害で尊い命も失われました。亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。被害に遭われた方や亡くなられた方は、つい何日か前までは、普通に生活を送られていて、まさかこのような災害に見舞われるなど夢にさえ思わなかったことと思います。今回の災害は、台風17号と18号、北海道付近の高気圧が互いに影響し合ったものでした。線状降水帯【線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20kmから50km、長さ50~300kmに及ぶ。】といった、耳に新しい気象用語が報道されるなど、今まで経験した事のない災害であったものと思います。被害に遭われた方は、「50年以上住んでいるが、初めての事だ。」といったような話を良くされます。地球温暖化などの影響もあってか、最近の災害は、それまでの経験では推し量れない事が多いようです。瀬川地区でも一部、被害があったそうです。お見舞い申し上げます。これからも、この瀬川ではどのような災害が想定されるか、そして、それに対してどのように命や財産を守るか、しっかり子どもたちに伝えていかなければならないと改めて感じた出来事でした。

 週末、南会津町に行ってきました。南会津町は、50年に一度の降雨に見舞われました。全国版のニュースで川が氾濫し、橋が流されたこと、土砂が家屋まで入ってきたことなど報道されました。南会津町は、積雪こそ多いものの、洪水などは想定外の災害だったものと思います。

 
 川の水で収穫間近の稲はなぎ倒され、隣のアスパラ畑にも土砂や流木が流入。(南会津町)
 
 国道は、一部通行止め。橋脚には、川上からの流木が詰まっています。)(南会津町)
 
川岸は削られ、田んぼも一部削り取られています。(南会津町)

 ※ 写真は、比較的被害の軽い場所です。田畑が流木で覆われている箇所が至る所に見 
られました。丹精込めて作っていた米や野菜があっという間に全滅です。